リーフレットは、皆様にお配りするために
一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。
光熱費1/2 住宅 (自立循環型住宅) 02 -昼光利用-
昼間の明るさを室内に取り入れ、人工照明利用を減らします。
①昼間の光を直接取り入られるように 窓を配置します。(採光)
②室内の奥まで光が届くように、光井戸、欄間、光の反射利用を工夫します(導光)
ここでも、上に上げた以外に、様々な手法がありますが
ポイントを付け加えます。
日射遮蔽 と 日照調整 の違い
熱を遮る 「日射遮蔽」、光を調整する「日照調整」
この兼ね合いが大切です。
光は 燦々と降り注ぐけど 部屋の中は 灼熱地獄・・・暑い
逆に 光が全く入りません 日射も全くありません・・・寒い
この バランス、 実は 奥が深い・・・・
因みに、「明るさ」といえば・・・ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
すでに 白熱球の生産は 中止 となっています。
白熱球のすぐれた演色性に、近づけるべく LED照明の開発は 日進月歩。
一説には、日本のLED電球のメーカー は その努力を追求するあまり、どうしても
海外製のLED に比べ 価格が高いとも言われています。
LED照明を含めた「照明」「あかり」 については また 改めて 書いてみたいと思います。
光熱費1/2住宅(自立循環型住宅)からは少し 逸れますが
一級建築士試験のテキストを 振り返ってみます。
昼 光
昼光には、直射日光 と
大気層において散乱吸収される日光が拡散・反射されて地上に達する 天空光
の二つの分類がある。
天空光 の 指標として 設計用全天空照度として 記載されているのですが
最も明るいのが
うす曇りの日(50000lx) > 明るい日> 快晴の日> 普通の日>暗い日 > 非常に暗い日
の順序となっています。
快晴の日 よりも うす曇り の日のほうが 明るいとされています。
※ 全天空照度 には 直射日光による照度は含まず 天空光だけの照度 で比較します。
作業環境に応じて、明るさの目安として 昼光率 という指標が定められていますが、
時計修理のような 極精密作業環境 を 10 とすれば
裁縫 のような 精密作業では 5
製図 では 3
読書、教室 2
住宅の居間 0.7
といった具合です。
実際には、照度、色温度 etc の要素が絡み合っているので 一概に言えませんが
それについても やはり 「照明」 の話題の折に 触れたほうがよさそうです。
ここでは、あくまで 昼光の利用 に的を絞って 触れることにします。
明日は、具体的な 昼光の利用手法について 続けましょう。
(※)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
商標です。
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